2012年 03月 31日
わんちゃん、猫ちゃんの去勢手術
本日、ねこちゃんの去勢手術がありました。
というわけで、今日は、去勢手術についてのお話~!
結論から言うと、
去勢手術は、
した方がいいと私は思います。
みなさん、もうご存知だと思いますが、メリット・デメリットがありますね。
私なりの考えを書いてみようと思います。
まず、メリット。
メリット①男性ホルモンからくる病気になる可能性をかなり減らせる。
会陰ヘルニア・肛門周囲腺腫・前立腺肥大・精巣腫瘍など、
去勢していれば、ほとんどかからない病気はたくさんあります。
また、陰睾(おなかの中にある場合)の子は、腫瘍化するリスクが高くなります。
メリット②発情期のストレスが減る
交配を考えないのであれば、発情期のストレス、または発情期の女の子が近くにいるストレスは、
かわいそうなだけですね。
メリット③マーキング、マウンティング、攻撃性が減る可能性がある
特に猫ちゃんは、ケンカが減ることが多いです。
お外に行ってもすぐ帰ってくるようになることも多いですね。
マーキングは、癖になってしまうとなかなかやめられないこともあるので、
癖になる前に去勢手術をおすすめします。
メリット④望まない妊娠を避けられる
お外に出る猫ちゃんは特に、どんどん子供を作ってしまい、飼い主のいない子猫たちが増えてしまいます。
メリット⑤病気になってからの手術のリスクは高い。
老齢になってから、①に書いたような病気になって手術するのは、麻酔のリスクが高くなります。
(病気だということと、老齢だということが、リスクになるのです)
若く、元気なときの手術のほうが、リスクは低いですね。
次は、デメリット。
デメリット①全身麻酔をかけなくてはならない。
麻酔は、お薬で体を眠らせるので、決して100%安全なものではありません。
ごくまれにですが、麻酔のお薬や、抗生物質などに対してアナフィラキシーショックを起こし、
命にかかわる状態になってしまうことがあります。
これは、検査などでも予期できないことです。
デメリット②健康な子に手術をする。
人間だったら、健康ならば手術は必要ないですもんね。
デメリット③太りやすくなる子が多い。
ほんと、こればかりは、かわいそうですね・・・

フードの管理など、しっかりしないと、みるみる太ってしまう子が多いですね。
ちなみに我が家のしゃもんくんは、去勢はしていますが、食べても太りません

そういう子もいるんです。
デメリット④合併症がまれにある。
皮膚や血管を縫う糸に体が炎症反応をおこしてしまうことがあったり、
傷をなめてしまうと傷がくっつきにくくなるのでカラーが必要だったりします。
・・・と、色々書きましたが、
私は、実際こう書いて比べてみても、メリットのほうが断然大きい!と思います。
文章だとなかなか伝わりにくいので、去勢を悩んでいらっしゃる方は、一緒に相談して考えましょう。
あと、私は、ご家族の中でもしっかり話し合われることが大事だと思っています。
今日の猫ちゃんは、お母様にとっても大事にされている男の子

診察中は、ふだんだっこ~嫌いなのに、お母様に「だっこ~!!」とすり寄っていました。
かわゆい。。。
手術前の検査でも大きな異常がなく、
手術もスムーズに終わり、
お母様がおむかえにいらっしゃいました

強風吹き荒れる中でしたので、お気をつけてお帰りくださいね~
