肛門腺破裂・・・ってナニ!?

題名のとおり。

なんじゃそりゃ?

と思ってらっしゃる方、多いと思います。


肛門の左右に、1個ずつ、ニオイ袋があります。

若干ナナメ下、時計でいうと、4時~5時と、7時~8時かな?

それが、肛門腺です。

ワンちゃんも、ネコちゃんも、あります。


それが、なぜか、詰まったり、化膿したり、するんですね~。



たいてい、肛門腺を絞ると、茶色とか、灰色っぽいとか、黄緑色とか、そんな色です。

サラサラの液体だったり、どろっとしていたり、ツブツブしていたり、

それも個人差があります。

ウチの実家のシュナウザーは、すごく強烈なにおいがします。

そして、たまるペースも早い!

逆に、うちのしゃもんくんは、あんまり匂わない、さら~~~っとした液がチョコットたまります。

ここまで違うとなかなか面白いんです!!!



経験ある方もいらっしゃると思いますが、

ワンちゃんネコちゃんが、お出かけで車に乗って興奮した時、プゥ~~~ンと臭いニオイがしたり、

お家でカーペットに茶色いしみがついていて、すっごくクチャイにおいがしたり、

それが肛門腺の匂いです。


一度においがつくと、なかなかとれない・・・恐怖の肛門腺臭(笑)

服についちゃったりすると、かなり悲しい気持ちになりますね(笑)


この肛門腺が、突如として、膿んでしまうことがあります。

場所が、肛門のすぐそばなので、ばい菌は入りやすいですよね。

化膿すると、肛門腺から、血膿がでてきます。

こうなっちゃうと、肛門腺の中を洗浄したり、抗生物質を飲んだり、大変です。

何度もぶり返す場合は、手術になっちゃうこともあります。


膿むだけならまだしも、突如、破裂することがあります。

ドロドロが詰まってしまったり、膿んで炎症をおこして詰まってしまったり・・・

ネコちゃんは、けっこう年をとってから、破裂することが多いかな?


この状態、実は、飼い主の方も、なかなか気づかれにくいのです。

「何か元気がないな~」

「ここ2日、ゴハンをたべないな~」

と思っていたら、肛門腺が破裂していて、太ももの方まで膿んでいたりします。


ここまでいってしまうと。

やっぱり麻酔下での洗浄・縫合が必要となるのです。


そうなっちゃうと大変ですもんね。

手術は、高齢では特に、体に負担をかけます。


たまに、肛門腺をしぼってあげましょう。


その子その子の体質を知っておくことにもつながります。


おススメは、月に1~2回、お風呂とか、お庭とか、万が一肛門腺が飛んでもいい場所で、

ティッシュをあてがってしぼってみてください。

しぼった後は、シャワーで流すか、ティッシュでふいてあげてください。

おうちでトライしてもだめな場合は、病院にきてください001.gif

「おうちで絶対無理!病院でやってチョーダイ!!」って方は、

月に1回か2回、その子のたまるペースに合わせていらしてください。

「病院でやってもらいつつ、練習したい!」って方は、

病院で教えます♪


ただ、かな~~~り奥深いところに肛門腺がある子は、ちょっとお家だとむずかしいかもしれません。



こんな話を書いたのは・・・



らむ動物病院は、開院して6カ月です!!

その6カ月の間に、肛門腺のトラブルで来院される方、多かったな~という印象があり。

簡単なことで予防できるので、是非書こうと思ったわけです。


そんなわけで、肛門腺、要チェックです!!
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by ramu-ah | 2012-09-29 11:00 | 診療 | Comments(0)