2012年 12月 30日
眼球摘出手術。
あっという間に、12月30日です。
今年は、らむ動物病院で、たくさん手術を任せていただきました。
信頼して頂いて、大事なわんちゃんネコちゃんを任せていただいているので、
この仕事の責任感をますます感じています。
さいわい、手術した子たちは、みんな、元気で過ごしてくれています!!!!
それが、私たちにとって、一番嬉しいこと!!!!
今日は、眼球摘出手術をご紹介します。
やっぱり、断脚(足をとってしまうこと)とか、断尾とか、眼球摘出とか、
かわいそう・・・と感じる方、多いと思います。
でも、手術を終えて、抜糸をして、元気に楽しく暮らしている子もいるんです。
後ろ足が1本なくても、駆け回ってる子もいます。
そういう子に、かわいそうと言うより、元気になってよかったね!!!と言ってもらいたいなと思い、
ブログに書くことにしました。
飼い主様にも許可をいただきました。
わんちゃんネコちゃん本人は少し不自由な思いをするけれど、
わんちゃんは、あまり精神的に落ち込むことは少ないかと思います。
もちろん、取らなくていいのであれば、それにこしたことはありません。
どうしても逃れられない痛みや病気を取り除くためのそういった手術なので、
痛みがなくなってスッキリした!と思ってくれてるんじゃないかな。
眼球摘出とは、目をとってしまい、目のあったところも皮膚になる手術です。
・・・なかなかうまく言えないので、写真を見て下さい。
左目を摘出したキャバリアさんです。
もとは、左目が「水晶体脱臼」という、水晶体が外れて目に激痛が走る病気になってしまい、
さらにそれにより、二次的に緑内障(眼圧が上がる目の病気)になってしまったのです。
原発性の緑内障とはちょっと違うんですけど、目が大きくなってしまい、充血して、視力もなくなってしまいます。
目薬も効かないので、眼科専門病院での手術なども含めて相談させていただいた結果、
当院での手術を希望されました。
術後は、腫れも早く引いて、抜糸の時にはけっこう元気に歩いてくれていました。
写真は、トリミングの時のものですが、とっても元気!
ただ、けっこうな確率で、もう片目もこの病気になってしまうとのことで、心配ですが・・・
でも、術前の、痛そうで、元気ない歩き方を見ていたので、
元気になってくれてよかったなぁと思うのです☆
今年もあと1日。
よいお年を!!!