2013年 09月 04日
腹水。
めっきり半沢直樹に夢中な院長としえろです☆
かっこいいですよねぇ・・・
上戸彩ちゃんもかっこよかった・・・
しえろちゃんも、やる気満々でテレビの前に立ちふさがっています。
あの男の闘いな感じに燃えるようです。しえろも参加すれば?笑
ところで、先日、院長と副院長が、東大研修医時代に大変お世話になった、
消化器内科の中島先生に、先生の勉強会でお会いしました♪
以前は東京大学動物医療センター内科で特任助教をされていて、
今は、所沢の、日本小動物医療センターという総合病院の消化器科を担当されている先生です。
たまにお会いすることがあるのですが、
シュナ好きの中島先生なので、うちのシュナsをそのたびに自慢しましたね~☆
今回は、勉強会で、テーマが「腹水」だったので。
そしてここの数か月、おなかがパンパンになって来院される子たちが重なったので。
ブログにちょっとアップしてみようかと思います。
腹水とは、お腹に貯留した液体のこと。
お腹の、内臓と内臓の間に、どんどん、何リットルもたまっていきます。
腹水は、肝臓が悪かったり、心臓が悪かったり、フィラリア症だったり、猫伝染性腹膜炎だったり、癌だったり、
色々な原因で溜まります。
原因が様々なため、治療法も様々です。
ここで治療法を決定し、今後の予後と方針を見極めるため、
私たちは、血液検査と心臓や腹部超音波検査、さらには腹水検査などを行い、
総合的に結果を照らし合わせて原因を特定するよう努めます。
・・・とかまぁムズカシイ事、ちょっと書いてみたかったんです
が、要は、色んな検査を組み合わせないと、原因にたどり着けないっていうこと。
腹水といっても、完全に血液だったり、無色透明だったり、黄色っぽかったり、ねばねばしていたり、
本当に様々です。
タンパクがもれているのか、いないのか。
菌がいるのか、いないのか。
漏出液なのか、滲出液なのか。
などなど、とっても大事です!
だから、どうしても、検査が多くなってしまいます。
だって、検査しないと、
「多分、〇〇ではないと思うけど・・・〇〇かもしれないけど・・・」なんていう、あいまいな結果になっちゃいます。
例えばこの子。
おなかがパンパンなのがわかりますか?
さわると、水風船のように、ボヨンボヨンとした感触です。
エコーでお腹の中を見てみると・・・
この黒いところが腹水。
周囲に、腸や肝臓などがあります。
ちなみにこの子は門脈体循環シャントという病気です。
ガンバレ!!!
ちなみに、あまりにパンパンになると、針をさしてぬくこともありますが、
何リットルもたまっていることが多々あり、抜くのもすごく時間かかります。
一気に抜いてしまうと、そのあとにショック状態に陥ってしまうこともあります。
おなかがあまりにふくれて元気がない場合は、すぐに病院にきてくださいね
こ、これは・・・まぁしゃの、ちょっとメタボなおなかです。
ライオンカットにしたら目立っちゃったのね、ハズカシー。
ですが、さいきん、ボウボウと冬毛が生えてきました。
まだ早いよ・・・?まだ暑いよ・・・?