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らむ動物病院日誌@蓮田市です!

心臓の病気。

こんにちは。

暑くなってきました。


5月は、とってもいそがしく過ごしました。

予防に加え、暑くなったり寒くなったりしたせいか、体調をくずす子が多く。

その中で、心臓の病気をかかえる子も、多く診させていただきました。


院長は、勤務医時代に、心臓の超音波を、たくさん勉強させていただき、

今も、超音波検査を積極的に取り入れています。


心臓病が疑われる場合は、心電図や超音波、レントゲン検査はかなり有用です。

また、私は、血液検査で、血球や、循環動態を評価します。

心臓の、どこかに穴が開いていないか、逆流していないか、形が変形していないか、

どこかに逆流があれば、流速を測ることで、病状をしっかりとはあくします。


それでも、やっぱり、診断のつけられない病気もあります。

そんなときは、院長の、心臓すぺしゃる(ファイルです)をめいっぱい広げて考えます。笑

ついでに、教科書と心臓の専門雑誌も広げて、机の上がごちゃごちゃになります。


先日は、右室二腔症という、めずらしい病気に遭遇しました。

教科書にものっておらず・・・

たまたま、エコー画像を、以前セミナーでお世話になった教授に見ていただき、

診断をつけていただくことができました。


心臓のお薬も、本当に、いろいろあります。

日々、どんどんと新しくなっていきます。

そんななか、どのお薬が今の病態に最も適しているのか、

処方するたびに、考えます。

どんな病気でもそうですが、お薬の処方も、頭をフル回転です。。。

なので、夜になると、頭がスカスカになり、もうなーんも考えられません。笑


ちなみに、大学の恩師の教授は、心臓の薬の研究をなさっていて、

私も当時はその関連の研究をし、卒業論文を書いたのです。

そのような研究があってこそ、お薬の効果・副作用が判明し、

その病気に使ってもいいかどうかの承認が国から出るのですね。


私は、いいお薬、いい治療はどんどん取り入れる主義です。

なので、なまけず、日々、勉強していきます。

心臓の病気。_c0245679_21195863.jpg
うちの祖母も、たくさんのお薬を飲んでいます。


わんちゃんねこちゃんに使うお薬は、人間のデータをもとにして、使用されることも多いので、

祖母のお薬も、勉強になります。

人間と犬猫で、お薬の使い方の違いも見えます。

特に抗菌薬ね。



そんなわけで、勉強がんばります。






by ramu-ah | 2014-05-28 21:23 | 診療